砂の器

img_081204_10.jpg
ピアノ協奏曲「宿命」にのせて浮かび上がる父と子の宿命の旅路。衛星劇場で放映していた松本清張原作、野村芳太郎監督作品「砂の器」(1974年)を久々に観ました。DVD持ってるけど実家に置いたままなので…ちなみに松本清張の原作小説は読んでません。
やはりクライマックス、和賀英良が演奏する「宿命」をバックに今西警部補の口から語られる、父と子の放浪シーンの盛り上がりが凄まじい。ハンセン病に罹った千代吉は妻に去られ、息子の秀夫と共に村を追われ放浪の旅に出る。人々の偏見や差別により、幾度となく傷つけられる苦しい旅路の中で描かれる親子の強い絆。初めて観たときはこの一連のシーンでぼろぼろ泣いたなー。今西の「彼はもう、音楽の中でしか父親に会えないんだ」という言葉も胸を打つ。
2004年にSMAPの中居正広主演でドラマ化されたのであれを見た人も多いと思うけど、映画版も是非観て欲しい。ちなみにドラマ版は千住明が『宿命』を作曲したということ以外は特に評価してません。いや一応毎週見てたけどさ…。これは超・個人的な意見ですが、中井君はああいう「重い役柄」は向いてないと思う…見た目のイメージからしても、もっとこう、元気で明るい役柄を演じた方が良いと思うのに何故いつもこういう役(「私は貝になりたい」もだけど)やるんだろうか。見ていて殺人者としての苦悩が全く伝わってこなかったもんなあ。あと松雪泰子が演じた成瀬あさみ(原作には登場しないオリジナルキャラクター)は一体何のために出てきたんだ。
あとドラマ版で印象に残っているのは親子が旅に出た理由。「ハンセン氏病を他のエピソードに変えることが原作使用の条件」だったそうで(wiki参照)無理のない設定に替えられている(津山事件がモチーフらしい)。
そんなわけで現在の自分のBGMはずっと「千住明 ピアノ協奏曲「宿命」第一楽章」です。iPodで大音量で聴いてるよ。ドラマ版のサントラは買ったけど、映画版はどうだったかな…

そんでもって衛星劇場、12月6日(土)は松本清張&野村芳太郎監督特集ということで
AM10:00〜 張込み
PM12:00〜 影の車
PM14:00〜 砂の器
PM16:30〜 鬼畜
PM18:30〜 疑惑
というラインナップ。「鬼畜」(主演:緒方拳、岩下志麻)もテーブルがびしょ濡れになるくらい泣きまくったなあ…。ビートたけし&黒木瞳でドラマ化もされたけど、このキャスト見た時点で全く見る気無くした(故に見てない)。あと「疑惑」は原作(読んでない)では男性弁護士らしいけど、映画版の悪女:桃井かおりVS弁護士:岩下志麻の女の確執みたいなのが強烈に印象に残っているので、男性弁護士のドラマ版なんかはどうも見る気がしない。あ、でも今冬田村正和主演でドラマ化されるらしいですが。

Trackback

Trackback URL
http://aosora.blog3.fc2.com/tb.php/2477-06347775

Comment

Comment Form
公開設定

プロフィール

そら

  • Author:そら
  • ★写真+雑記+感想+アニメ・漫画レビュー・ヲタばなし。
    詳しくはこちらをどうぞ。

    ★フォトログ(開店休業中)
    http://fotologue.jp/celestite

    ★mixiやってます。

    ★★コメント、トラックバックは管理人の承認後に表示されます。ご了承ください。尚記事に関係のない宣伝目的等のコメント・トラックバックは速やかに削除させていただきます。

    ★★リンクフリー。報告は気が向いたらで結構です。
カテゴリー
最近の記事
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク
このブログをリンクに追加する
最近のコメント
最近のトラックバック
ブログ内検索
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

VQ1005 ブログネットワーク
RSSフィード